ホーム花のチカラ、緑のチカラ平成29年度 事業の趣旨目的

29年度国産花きイノベーション推進事業

  • 事業の目的
  • 運営体制
  • 臨床実証
  • 文献調査
  • 教具について
  • 教示方

国産花きイノベーション推進事業

  • 認知リハビリテーション
  • アクティビティケア
  • フラワーアレンジメント開発キット
  • アレンジメントキット取扱い窓口
  • 事業の趣旨・目的
  • 事業の運用体制
  • 臨床実証
  • アンケート調査
  • 文献調査

国産花きイノベーション推進事業

  • 平成28年度事業アーカイブ
協会へのお問い合わせはこちら

花のチカラ、緑のチカラ

臨床実証

■平成28年度国産花きイノベーション事業の背景
当協会では平成27年度国産花きイノベーション推進事業において、高齢者のQOL(生活の質)の向上を念頭におき、内外の文献調査によって花きがストレス軽減、緊張緩和、社会性の向上、認知機能の回復など、心理学、生理学、医学、社会学などの見地から人の心と体にもたらす効用が高いことを調査した。そして、そのような効用を有する花や緑が、高齢者福祉の現場においてどのように利活用されているのか、あるいは施設利用者はどのようなニーズを持っているのか等の実態を把握するために、1500名以上の施設利用者である高齢者からアンケートを回収し、施設利用高齢者が花や緑に対する高いニーズを持っていること、などの実態を把握し報告した。
そして、花きの利活用は、「超高齢社会」(注1)にある我が国において、高齢者福祉に資する方策になりえると同時に、高齢者施設等を運営する介護サービス事業者にとっても事業の付加価値化に有用であること、さらに高齢者福祉分野における花きの活用法を検証し社会的関心を高めることは、一般生活者に対する花きの効用に対する関心度を高め、消費拡大に波及するであろうことを提言した。

続く28年度事業では、上記のような調査、提言を踏まえ、高齢者のQOL(生活の質)を高めるための花きの有効性をさらに検証した。あたかも、認知症の問題が高い社会的関心を集め、その対策が模索されつつも、社会的にみて効果的な方策が見いだせていない中、認知症予防(予防、QOLの維持向上)を目的とする花きの活用をテーマとして掲げ計画を立案した。独自の臨床実証(認知リハビリテーション、アクティビティケア)では、認知症高齢者を対象とするフラワーアレンジメントプログラムによるリハビリテーション効果が示唆され、またレクリエーション活動において生花が持つ素材としての効用が造花その他の素材にくらべ優位性が高いこと等を検証した。 総じて、高齢者施設や地域コミュニティの中で花きの「ストレス軽減」「緊張緩和」「社会性の向上」という効用は、高齢者のQOLの維持向上にとって有効であることが示唆され、また期待が持たれていることを把握することができた。しかしながら、花きの効用については認識はしていても、実際の活用については、活動手法や扱いやすい教具教材の導入などが普及に向けての課題が大きい点も把握できた。

平成29年度事業においては、上記のようなこれまで把握できた花きの効用のさらなる普及にむけた取 り組みとして、事業主体が独自に開発した教具・教材を用いて、より効果的、効率的なプログラム運営方法について臨床実証により、さらに検証を深めるものとした。   QOL(生活の質)とは、安全、安心であることはもちろんのこと、医療・介護サービスの質に加え、生活環境と暮らし方、即ち、楽しさ、生きがい、心地よさなどその地域で暮らす人々の“気持ちの健全さ”が包括されるべきものと考える。よって、認知症対策という切り口でみれば、高齢者施設におけるQOL(生活の質)、周囲の見守り、コミュニティ支援など地域の人々との関りは極めて重要な要素であると考え、花きの医療・福祉分野における花きの効用の普及に取り組むものとした。

■平成29年度事業の目的
花きの医療・福祉目的の活用策として、以下の項目について調査、検証ならびに普及活動を行うことを目的とし事業を推進した。
(1).認知症高齢者を対象とするフラワーアレンジメント活動の臨床実証を行い、認知症に関する認知リハビリテーションの研究を通じ、効果の検証を行う。 
(2). 高齢者施設におけるレクリエーション活動としてのフラワーアレンジメント活動の臨床実証を行い、アクティビティケアとしての効果の検証を行う。
(3). 上記(1)、(2)を通じた花きの効用の普及を目指し、事業主体が独自に開発した教材、教具、教示の検証により、最適化を行う。

(注1)超高齢社会とは国民の総人口に占める65歳以上の高齢者が21%を超えた社会のことをいう。
(注2)認知リハビリテーション 脳卒中や事故などで発症した高次脳機能障害による日常生活や社会生活における困難を軽減させ、失われた脳の機能(注意、知覚、記憶、視空間認知、さらに推理や計画能力)を補うような力をつけることを目的としている。
(注3)アクティビティケア アクティビティケアとは、施設などで行われる生き生きとした生活を取り戻すためのケアのこと。たとえば、趣味や歌、ゲーム、手芸などをケアの一環として行い、喜びや楽しみを見つけだして、生き生きとした生活を取り戻すなどがこれにあたる。

このページの先頭へ