ホーム花のチカラ、緑のチカラ平成28年度 事業の趣旨目的

国産花きイノベーション推進事業

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花のチカラ、緑のチカラ

臨床実証

この28年度事業では、27年度事業の調査、提言を踏まえ、高齢者のQOL(生活の質)を高めるための花きの有効性をさらに検証するものとした。

あたかも、認知症の問題が高い社会的関心を集め、その対策が模索されつつも、社会的にみて効果的な方策が見いだせていない中、認知症予防(予防、QOLの維持向上)を目的とする花きの活用をテーマとして掲げ計画を立案した。

1.「認知症への対応」という視点を重視した。ただし、事業の検証対象は、高齢者施設を利用する認知症高齢者に限定せず、認知症を取り巻く諸課題に対象を広げ、そこにおける花き活用について調査を行うものとした。

2.特に、昨今の認知症への取り組みとして注目されている予防活動は「地域(コミュニティ)と高齢者の関わり」を包括的に対象とするものであり、それは「園芸活動」や「花の教室」といった花き活用と親和性が高い領域であることから、「コミュニティづくりと花きの活用」というテーマをサブテーマとして設け検証を行う。

3.認知症対策としては、周知されている先行研究(高次認知機能障害者を対象とする認知リハビリテーション(注2))の実績を踏まえ、認知症高齢者を対象とするフラワーアレンジメント活動の効用について、予備研究を行うものとした。

4.3の認知リハビリテーションで用いられる技術(特許第5201552号)の普及にについて対象を高齢者に限定せず、多目的化しむけたプログラム(花材、資材、教具、教示法)を開発に取り組むこととした。

QOL(生活の質)とは、安全、安心であることはもちろんのこと、医療・介護サービスの質に加え、生活環境と暮らし方、即ち、楽しさ、生きがい、心地よさなどその地域で暮らす人々の“気持ちの健全さ”が包括されるべきものと考える。よって、認知症対策という切り口でみれば、高齢者施設におけるQOL(生活の質)、周囲の見守り、コミュニティ支援など地域の人々との関りは極めて重要な要素であると考え、花きの医療・福祉分野における花きの普及を検討した。

これまで、我々は高齢者向けのフラワーアレンジメントプログラムを運営する人材を育成し、年間2000名以上の高齢者を対象としフラワーアクティビティプログラムを運営してきているが、その経験値に加え、この事業を通じ検証される知見を活用し、医療・福祉分野における花きの普及に努めてゆきたい。

(注2)認知リハビリテーション

脳卒中や事故などで発症した高次脳機能障害による日常生活や社会生活における困難を軽減させ、失われた脳の機能(注意、知覚、記憶、視空間認知、さらに推理や計画能力)を補うような力をつけることを目的としている。

(注3)アクティビティケア

アクティビティケアとは、施設などで行われる生き生きとした生活を取り戻すためのケアのこと。たとえば、趣味や歌、ゲーム、手芸などをケアの一環として行い、喜びや楽しみを見つけだして、生き生きとした生活を取り戻すなどがこれにあたる。

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